「なぞる」大切さ
こんにちは。
学研富士南教室、井上です。
さて、突然ですが、子どもさんが字を書けそうになったら、どうやって教えますか?
市販の教材を買ってきて練習?
大きな紙に好きなように書かせる?
子どもとお手紙を書く?
どれもあり、だと思います。
そこに「なぞる」を入れてください。
字を書こうとするとき、自分のイメージどおり手を動かさないと書けません。
でもまだイメージがはっきりしていない時期は、字の形を見ながら覚えていきます。
お手本を見ながら書こうとすると、字の形を覚える作業と手を動かす作業と二つをしなければいけないのです。
二つのことをするのは大変です。
そこで「なぞる」です。
目では字の形を覚え、手はそのとおりに動かす、両方が同時にできるのです。
これで、いわゆる鏡文字(鏡に映したように反対に書いた文字)も直ります。
おうちのかたが蛍光のマーカーで書く文字をを大きく書いてあげてもいいですね。
書き順を見せるとそれも真似しますから、責任重大です。(ま、ひらがなですから...。)
あとは、できたら大げさに誉めること。
大人から見ればたいしたことないことも、子どもにしてみれば最大限の努力をしているかもしれません。
こちらが大人になって子どもに合わせてあげましょう。
誉められると、子どもは(調子に乗って)何度も何度もやります。
それを繰り返し繰り返し誉めるのです。
何度もやっていくとうまくなって上達します。
上達すると嬉しいので、勉強そのものが好きになるかもしれません。
初めはちょっと面倒です。
でも小さい頃に手をかけてあげると、手がかからなくなるのも早いものです。
自分でやるようになるのですから。
夏休み、土曜日、日曜日。
お時間のある時に少し手をかけてみてください。