コスモスが教えてくれたこと
学研 川成島教室の萩野です。
今日も徒然なるままに…。(^-^)
先日の雨風は凄かったですね。
毎年、庭の片隅に優しく咲くコスモスが強風で倒れてしまい、心配しました。
でもさすがっ!東北の震災を生き抜いたコスモスから採れた種。
生長したコスモスは、
「これくらい、どうってことないわ」
といわんばかりに、風に倒されても、倒れたまま、悠々と空を見上げていました。
このコスモスの種は、数年前に転勤で遠く離れた北海道に行ってしまった父親のことが恋しくて、毎日泣いていた娘にと、親切な壮年の方からいただいたものです。
春に種を蒔き、秋になると「負げてたまっか」の心に溢れて咲くコスモスは、当時、幼く泣いてばかりの娘を包んでくれているようでした。
すっかり大きくなった娘ですが、今はどんなふうにこのコスモスを見ているのでしょう。
コスモスは一年草です。
雨風に負けず、空に向かって伸びようとするコスモスの強さに心うたれます。
暑かった夏が終わりを告げ、良書に親しむ秋の到来です。