優しさは知識から
こんにちは。
学研富士南教室の井上です。
今年はあちらこちらで災害が起こっています。
被害に合われた方、心よりお見舞い申し上げます。
私達は、自分が当事者にならないとそのつらさを実感できません。
日頃からニュースなどを見て、その様子や被害に合われた方の言葉を心に刻んでおかなくてはいけないと思います。
ただ、ニュースの映像や写真だけでは伝わってこないものもあります。
例えば、におい、長時間の経過、毎日の様子、映っていないところ...。
伝わってこないものは、どうしたらわかるのでしょう。
それは、実際にその場に立つ、ということでしょう。
行ってみると、画面に映っていないことがたくさんわかります。
映像を映した人は気がつかないことに気がつくかもしれません。
(エジプトのピラミッドは真向かいに観光客向けのお店がたくさんあるそうです。ピラミッドの写真を撮っているその背中側は、ピラミッドとは全く違う景色なんだそうですよ。)
でも、世界中に出かけることはできませんよね。
そこで心と頭の出番です。
知っていることから、想像力を働かせてその場の様子を想像してみるのです。
「あんなに泥があると、後ですごい砂ぼこりだろうな。」
「街中が川みたいになってたら、すごいにおいだろうな。」
そして、知っていることが多ければ、いろいろなことを想像することができます。
想像力から相手の困っていることも想像することもできます。
困っていることがわかると何をしたらいいか、考えます。
知識 → 想像力 → 優しさ というルートです。
だから私は子ども達に「知っていることは多いほうがいいよ」と力説するのです。
みんなが優しい社会がいいですね。