クリスマス会の下心
こんにちは。
学研富士南教室の井上です。
本格的な冬がやって来た、と感じる今日この頃です。
私の教室は毎年クリスマス会をやっています。
日頃貯めたポイントでお買い物をしています。
このポイントは勉強した枚数、丁寧に取り組んだかどうか、一回で100点が取れたかどうか、などでそれぞれの子どもさんに渡しています。
ポイントはあえてポイント券を渡しています。
ポイント券は1点券、10点券、100点券、500点券があり、毎回渡しています。
当然1点券や10点券が貯まっていくので、両替をしないとファイルの中にどっさりのポイント券が...。
でも本人が両替をする、と言うまで私は手出ししません。
実は今の子どもさんは自分でお金を使う機会が少ないせいか、十進法がわかりにくいようなのです。
1が10こで10、10が10こで100、という概念がなかなかわかってもらえません。
それで、実際に1ポイントを10枚で10ポイント、10ポイントが10枚で100ポイント、と自分で数えて両替してもらっています。
幼児さんにもわかるように、1ポイントは水色、10ポイントは緑色、100ポイントは黄色、500ポイントは赤色に色分けをしています。
幼児さんのなかには「紙がいっぱいあるほうがいい」と言ってなかなか両替してくれない子もいます。
ほとんど1ポイントなのに...。
でも、クリスマス会で実際にお買い物をしたり、5、6年生に手伝ってもらって両替をしたりすると、価値がわかってきて、だんだん自分で両替できるようになります。
こうやって、十進法を体験する、というのが「クリスマス会の下心」です。
ただみんなに楽しんで欲しいだけじゃないんです。
勉強しながら、遊ぶ。
遊びながら、勉強する。
大人の下心に子どもは気付いているのかいないのか...。
ともあれ、みんながクリスマス会を楽しみにしているのは事実のようです。