子育てにコスパなし!

富士わかばちゃん

2018年01月20日 17:07

こんにちは。
学研富士南教室の井上です。

先日、教室での会話です。
「計算用紙ください」
「どうぞ。たくさん使っていいよ。」
「もったいないよ。」
「勉強にいるものだから、もったいなくないよ。」
「え~、じゃあいっぱい使おうっと。」

教室では、必要なものは「もったいない」とは言いません。
計算用紙、折り紙、教材、色鉛筆、クレヨン、本、パラパラ絵本...。
パラパラ絵本はパラパラしているときに一枚取れても「しょうがないね。」



それを使ってその子に〝経験〟が残っていれば、モノが充分に役立ったと思っているからです。


どんな経験も、ある程度の無駄はあるものです。
他の人には無駄に思えることの方が、本人にはかえっていい経験になるかもしれません。

折り紙が好きな子はたくさん折り紙を折ると、どんどん上手になっていきます。
でも、折り紙はたくさん必要ですし、折ったものは全部取って置くわけにもいきません。
とは言っても、折り紙は上手になったのですから、折り紙も時間も必要だったわけです。
それは無駄ではありません。

この頃、よく『コスパ』という言葉を聞きます。
少ない費用で良い結果を得られることです。

大人にとっては子育てもコスパがいいと楽です。
でも、子どもサイドから見るとそんなに効率良くはできません。
子育てに『コスパ』はないのです。
無駄を大事にしたいですね。